第256世天台座主半田孝淳猊下の白寿(九十九歳)の記念祝賀会に出席してまいりました。京都のウェスティンホテル都ホテルを会場に、天台宗内の方およそ400名ほどの方々がお祝いの席にかけつけておりました。
半田猊下は長野県上田市別所の出身です。わたしのお寺とは同じ部内(同じ区域)に属するということで、お声をかけていただきました。天台座主とは比叡山延暦寺の住職のことで、今のお座主さんははじめから数えて256番目となります。ちなみにはじめのお座主さんは、比叡山を開かれた宗祖・伝教大師最澄上人そのひとではなくて、その弟子・義真さんという方です。
現在では座主職は終身職となります。したがって、半田座主猊下は、ご高齢にもかかわらず上田と京都を往復されながら、比叡山での重要な諸行事を行われております。春に延暦寺で行われる御修法(天皇陛下の玉体安穏を祈念する法要)に出られてお疲れかと思いましたが、お元気なお声が聞けて安心いたしました。