亡くなった方の遺骨をお墓へと納める「納骨」は、仏教では最も一般的な供養の方法として知られています。かつて仏教の開祖であるお釈迦さまが亡くなった後に、荼毘(火葬)に付され、その舎利(遺骨)を塔廟の下に納めて供養したという方法は、2500年を経た今でも変わることはありません。
しかし、一口に「納骨」と言っても、現代では様相や費用、供養の仕方は多種多様化しており、「納骨」するお墓を探すだけでも相当の労苦を伴うことは周知のとおりです。近年、とくに都市部においては、墓地の購入や納骨、永代供養において費用面をはじめとするさまざまな問題が取り沙汰されることがあります。一方、地方でも過疎化や人口流出などから先祖代々の墓を継承する者がいないといった問題も顕現化してきております。こういった問題に頭を悩ませ、最終的に納骨しないという方法(散骨)を選択する方もいらっしゃると伺うこともあります。
当院でもここ数年で、とくに遠隔地にお住まいの方から「納骨堂はありませんか」「自分の生まれ故郷に納骨したい、分骨したい」といったご相談を受けることが多くなってきました。このような世情を鑑みて、平成27年に当院でも納骨堂を建立いたしました。
このような方々にお勧めしております
醫王院「無量廟」(合同墓)のご案内
合葬墓は、墓・共同墓・集合墓・合祀(ごうし)墓とも言われ、多くの方々が共通して利用できるお墓のことです。当院の納骨堂に埋葬された後には、当院が永代に亘り、責任をもって供養いたします。その後の負担や管理料などは一切不要です。